当院ではAMO製のテクニスマルチフォーカルワンピース(ZMB00)と テクニスシンフォニーVB(ZXR00V)を採用しています。
患者様の目の状態やライフスタイルにより選択・ご提案しております。
着色されていない透明な回折型多焦点眼内レンズで、昼夜を問わず、遠方と近方にピントが合うように設計されています。
近方のピントは30cm、40cm、50cmに合う3種類で、ライフスタイルによって使用するレンズを選択します。
非球面構造になっているため、よりシャープな見え方が期待できます。また、アクリル素材で長期にわたり透明度が保たれる仕様になっています。
遠方から中間まで幅広くピントが合う新しい多焦点眼内レンズです。
従来のレンズでは遠方と近方の2点にしかピントが合わないため、中間距離で視力の落ち込みがありました。
このレンズはエシェレット回折構造を採用することで、ピントの合う範囲を広げ、遠方から中間まで視力の落ち込みがなく、自然な見え方を得ることができます。
コントラスト感度が向上し、見え方の質もいいレンズです。
近年では、多焦点眼内レンズの中でも中間距離重視のレンズや近距離重視のレンズなど、患者様のライフスタイルに合わせた様々な種類の多焦点眼内レンズが増えています。医師と相談し、ご自身に合った最適なレンズを選びましょう。
多焦点眼内レンズを入れた眼では、瞳孔が大きくなっている状態(薄暗い所、暗いところ)で、光が少し滲む、流れるなどの特徴(グレア・ハロ)があります。このため、夜間、車の運転時に気になる方が、時にいらっしゃいます。多くの方は、この現象を感じますが、生活や仕事に影響するような程度になることは少ないと言えます。ただし、職業ドライバーの方は、慎重に医師にご相談されることをおすすめします。
最後に確認しておきましょう。
多焦点眼内レンズは保険対象外です。そのため、多焦点眼内レンズの種類や各医療機関により費用が異なります。詳しくはお気軽にお問い合わせください。