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茗荷谷かさい眼科

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加齢黄斑変性

加齢黄斑変性ってどんな病気?

眼は光を感受して、日常生活を営むために多くの情報を入手していますが、肌が日焼けするように、カメラでいうフィルムに相当する網膜の視細胞の光を受ける部分(外節)も日焼けにより変性しますので、肌と同様、常に新しく再生しています。しかし、皮膚の垢のように落とすことができないので、視細胞に接している網膜色素上皮(RPEと呼びます)細胞が古くなった部分を食べて処理しています。しかし、変性した物質は消化されにくく、年齢と共にRPE内に自発蛍光を有する顆粒が溶け残って蓄積してきます。

40歳ぐらいから、ドルーゼンと呼ばれる脂質を多く含む沈着物が眼底検査で観察できるようになります。脂が溜まるとRPEが弱りやすくなり、また、古い脂を排除しようと炎症が怒って、加齢黄斑変性が発症する可能性が出てきます。

加齢黄斑変性:「滲出型」と「萎縮型」
血管を発育させる血管内皮増殖因子(VEGF)と呼ばれるタンパク質がRPEから産生されていますが、脂が沈着して、炎症が怒ると、VEGFの量も局所的に多くなり、悪条件が重なると、RPEの下にある脈絡膜組織から異常血管が発生し、RPEの直下や網膜下に侵入してきます。これが「滲出型加齢黄斑変性」です。

一方、異常血管が発生せず、加齢変化の蓄積や光線暴露によりRPEや視細胞が弱って、徐々に真ん中が見えなくなる「萎縮型加齢黄斑変性」があります。

加齢黄斑変性について

加齢黄斑変性は一般的になじみの薄い病名かもしれませんが、欧米では成人の失明原因の第一位で珍しくない病気です。日本でも、人口の高齢化と生活の欧米化により近年著しく増加しており、失明原因の第4位となっています。

50歳以上の人の約1%にみられ、高齢になるほど多くみられます。年を重ねると誰にでも発症する可能性がありますが、発症のリスクを高めるのは、加齢だけではなく、喫煙や太陽光なども関係していると報告されています。

歪んで見える

正常

歪んで見える状態

中心が暗く見える

正常

中心が暗く見える状態

ぼやけて見える

正常

ぼやけて見える状態

不鮮明になる

正常

不鮮明に見える状態

原因

眼中の網膜にある毛細血管が目詰まりすると、血液が流れなくなるため、網膜細胞は酸素と栄養が不足し、新しい血液を生じさせます。

これは新生血管と呼ばれ、加齢黄斑変性症の原因となっています。また詳しい原因はわかっていませんが、新生血管が伸びることが、この病気の始まりです。

この新生血管はもろいため、破れて出血したり、血液中の成分が漏れ出して、その水分が組織内に溜まります。その結果、網膜を押し上げるため黄斑が腫れて、見え方に異常が現われます。

治療

新生血管を沈静化させる薬を硝子体内に注射する方法が一般的です。

VEGF(血管内扉増殖因子)の動きを抑える薬剤を眼内に注射することで新生血管の増殖や成長を抑制します。(図1)

図1

図2

その他にも、光に反応する薬剤を体内に注射、新生血管に到達したときに弱いレーザーを照射して新生血管を破壊する「光線力学的療法」、新生血管をレーザーで焼く「光凝固法」などの新生血管を破壊する事で黄斑へのダメージを食い止める外科的治療もあります。(図2)

新生血管の大きさや場所によっては、早期に発見できれば治療後の見えない部分を最小限に抑えることができ、視界にほとんど影響がなくてすみます。

またバランスのとれた食事で目の健康を保つことも大切です。緑黄色野菜に多く含まれているルテインという成分の摂取量が少ないと、発症しやすいという関連性が指摘されています。目や体全体の健康維持のためにも、普段から緑黄色野菜を十分にとり、バランスのとれた食生活を心がけましょう。

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